「大阪で店を開いているのに、検索すると近くの競合ばかり出てくる」
「ローカルSEOの代理店から営業の電話が来たけれど、頼むべきか分からない」
大阪の店舗や事務所の方から、こうしたご相談をよくいただきます。
先に結論をお伝えします。
大阪のローカルSEOは、代理店に頼む前に自分で進められることがほとんどです。
狙う地名を決め、Googleビジネスプロフィールとホームページに地域の情報を揃え、口コミに返信する。
この流れを自分で整えたうえで、それでも手が回らない部分だけを外に頼むのが、無駄のない進め方です。
この記事では、大阪のローカルSEOを自分で進める手順と、代理店に頼むメリットや違いを整理しました。
大阪でのSEO全体の考え方は大阪のSEO対策完全ガイドにまとめていますので、あわせてご覧ください。
この記事で分かること
- 大阪のローカルSEOで狙う地名の決め方
- 自分でできる5つの手順
- ホームページに書く地域の情報
- 地域の外部リンクと掲載の実情
- 効果の確かめ方
- 代理店に頼むメリットと違い
- よくある失敗
大阪のローカルSEOは、狙う地名の選び方から始まる
まずは、ローカルSEOが何を指しているのかと、大阪ならではの地名の選び方を整理しておきましょう。
ここが決まると、この後の手順で何を書けばいいのかがはっきりします。
ローカルSEOとは、地域名で探す人に見つけてもらう取り組み
ローカルSEOとは、「梅田 美容室」「吹田 税理士」のように、地域名とあわせて探す人に見つけてもらうための取り組みです。
地域名での検索では、Googleマップの店舗一覧と、通常の検索結果の両方が表示されます。
地図の一覧に出るための取り組みは、MEOとも呼ばれます。
ローカルSEOは、そのMEOと、通常の検索結果に自社のホームページを出すことの両方を含む考え方です。
2つの違いはMEOとSEOの違いで詳しく解説しています。
大阪では「市」より「駅」や「エリア」で探される
大阪では、市の名前より、駅やエリアの名前で探す人も多くいます。
例えば、「大阪市 居酒屋」より「梅田 居酒屋」「難波 居酒屋」のほうが、実際に使われる言葉に近いはずです。
そのため、住所の市区町村だけでなく、最寄り駅や、地元の人が使うエリア名も押さえておく必要があります。
京橋や天王寺のように、駅名がそのままエリア名として使われている地域も少なくありません。

狙う地名は3つの広さで決める
狙う地名は、広さの違う3つに分けて考えるのがおすすめです。
下記は、大阪市内の店舗の場合の一例です。
| 広さ | 地名の例 | 向いている業種 |
|---|---|---|
| 広い | 大阪、大阪市 | 遠方からも来てもらえる専門店・士業 |
| 中くらい | 北区、中央区、守口市 | 近隣の市区から通う人が多い店 |
| 狭い | 梅田、難波、天満、京橋 | 通りがかりや、近くの人が中心の店 |
広い地名ほど競合が多く、上位に出るまでに時間がかかります。
まずは狭い地名から確実に押さえ、少しずつ広い地名へ広げていきましょう。
自分でできる大阪のローカルSEOの手順
続いて、代理店に頼まなくても自分で進められる手順をお伝えします。
下記の5つを順番に進めれば、地域名で探す人に見つけてもらう土台が整います。
1. 狙う地名とキーワードを決める
最初に、「地名+業種」の組み合わせを3〜5つ程度に絞りましょう。
例えば、梅田の美容室なら「梅田 美容室」「梅田 カット」「北区 美容室」のような形です。
組み合わせを決めておくと、Googleビジネスプロフィールとホームページに書く言葉がぶれなくなります。
あれもこれもと広げず、まずは自分の店に来る人が実際に使いそうな言葉から選んでください。
2. Googleビジネスプロフィールを整える
地域名での検索では、Googleマップの店舗一覧が上のほうに表示されます。
そのため、Googleビジネスプロフィールの情報を漏れなく埋めておくことが、最初の一歩になります。
Googleは、地図の結果の順位を「関連性・距離・知名度」の3つで決めていると公表しています。
このうち距離は動かせませんが、関連性と知名度は、情報の充実や口コミで高めていけます。
設定の具体的な手順はMEO対策とはにまとめていますので、そちらを参考にしてください。
3. ホームページに地域の情報を書く
通常の検索結果に出るためには、ホームページにも地域の情報を書いておく必要があります。
住所を載せているだけでは、どの地域の人に向けた店なのかが伝わりにくいからです。
最寄り駅からの道順や、対応しているエリアを本文に書いておきましょう。
書き方は、この後の章で詳しくお伝えします。
4. 店名・住所・電話番号を媒体でそろえる
店名・住所・電話番号は、ホームページ・Googleビジネスプロフィール・SNS・ポータルサイトのすべてでそろえておきます。
「1丁目2番3号」と「1-2-3」のような表記の違いも、できるだけ統一しておきましょう。
媒体ごとに情報が食い違っていると、見た人がどれを信じればいいか迷ってしまいます。
移転や電話番号の変更をしたときは、古い情報が残っていないかも確かめてください。
5. 口コミを集めて返信する
口コミの数と内容は、地図の結果の「知名度」に関わる要素の1つです。
加えて、これから来店する人が店を選ぶ判断材料にもなります。
来店したお客様に口コミをお願いし、届いた口コミには返信していきましょう。
返信の書き方は口コミ対応の記事で詳しく解説しています。
ホームページに書く地域の情報
次に、ホームページに地域の情報をどう書けばいいのかをお伝えします。
地名をたくさん並べれば良いわけではないので、書き方まで押さえておきましょう。
住所だけでなく、最寄り駅と道順を書く
住所に加えて、最寄り駅と、駅からの道順を書いておきましょう。
「JR京橋駅の北口から徒歩5分、商店街を抜けて右手」のように、実際に歩く人が迷わない書き方がおすすめです。
道順を書くと、自然に駅名や通りの名前が本文に入ります。
地名を無理に詰め込まなくても、地域とのつながりが伝わる形になります。
対応エリアのページは、地名を変えただけにしない
出張や訪問でサービスを提供している場合は、対応エリアごとのページを作ることがあります。
ただし、地名だけを入れ替えた同じ文章のページを並べるのはやめてください。
Googleは、こうしたページをスパムの一種として扱っています。
エリアごとのページを作るなら、その地域での実例や、地域ならではの注意点など、中身の違う情報を書きましょう。

地域での実例やお客様の声を載せる
地域での実例は、そのまま地域とのつながりを示す情報になります。
例えば、「守口市の飲食店のメニュー表を作りました」のような実例です。
お客様の声を載せる場合は、掲載の許可を取ったうえで、差し支えのない範囲で地域名も添えておきましょう。
同じ地域の人にとっては、身近な事例として参考になります。
地域の外部リンクと掲載の実情
ローカルSEOでは、ほかのサイトから紹介されることも知名度につながります。
ここでは、自分でできる範囲と、注意したい掲載の実情をお伝えします。
地元の団体や組合のサイトに載る
商工会議所や商店街、業界の組合など、地元の団体のサイトには会員の紹介ページがあることがあります。
加入している団体があるなら、紹介ページに店の情報とホームページのリンクを載せてもらいましょう。
地域のイベントへの出店や協賛も、主催者のサイトで紹介されるきっかけになります。
無理に探すより、今の活動の中で載れる場所がないかを確かめるのが近道です。
まとめサイトや有料掲載は慎重に
「大阪の◯◯おすすめ10選」のようなまとめサイトや、有料の掲載サービスから声がかかることもあります。
けれども、こうした掲載から実際のお客様が来るとは限りません。
掲載料に見合うだけの来店や問い合わせがあるかは、媒体によって大きく違います。
掲載料を払う前に、その媒体から実際にお客様が来た例があるかを確かめてください。
リンクを買うのはやめる
お金を払ってリンクを増やす方法は、Googleのスパムポリシーに反します。
見つかった場合は、順位が下がるなどの対応を受けることがあります。
「被リンクをまとめて増やします」という提案を受けたときは、その方法を必ず確かめましょう。
地道に見えても、実際の活動から生まれる紹介を積み重ねるほうが確実です。

ローカルSEOの効果を確かめる方法
手順を進めたら、効果が出ているかを確かめましょう。
ここでは、無料で使える2つのツールと、確かめるときの考え方をお伝えします。
Search Consoleで地名を含む検索語を見る
Search Consoleでは、自社のホームページがどんな言葉で表示されたかを確かめられます。
地名を含む検索語を並べて、表示回数と平均順位がどう変わっているかを見ていきましょう。
狙った地名で表示が増えていれば、ホームページの地域の情報が伝わり始めているということです。
Googleビジネスプロフィールの検索語句を見る
Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスの画面では、店を見つけた人がどんな言葉で検索したかを確認できます。
地名と業種の組み合わせで見つけられているかを確かめてみてください。
思っていた地名とは違う言葉で見つけられている場合もあります。
その言葉を、ホームページやプロフィールの説明に取り入れていくのもひとつの方法です。
数か月単位で比べる
ローカルSEOの効果は、1〜2週間で大きく変わるものではありません。
早くても数か月程度を見て、月ごとの変化を比べるのが現実的です。
毎日の順位の上下に一喜一憂する必要はありません。
「3か月前と比べてどうか」のように、少し長めの期間で見るようにしましょう。

大阪のローカルSEOを代理店に頼むメリットと違い
では、ローカルSEOは代理店に頼むべきなのでしょうか?
ここでは、代理店に頼むメリットと、自分で進める場合との違い、頼む価値が出る条件をお伝えします。
代理店に頼むメリット
代理店に頼む最大のメリットは、手間と時間を任せられることです。
口コミへの返信や投稿の更新を続けるのが難しい店では、継続して運用してもらえる安心感があります。
加えて、複数の店舗や地域をまとめて管理する場合は、専門の知識や道具を持っている代理店のほうが効率よく進められます。
自分で進める場合との違い
自分で進める場合と、代理店に頼む場合の違いは下記のとおりです。
| 自分で進める | 代理店に頼む | |
|---|---|---|
| 費用 | ツールは無料で使える | 月額の費用がかかる |
| 手間 | 自分で時間を作る必要がある | 運用の多くを任せられる |
| 情報の正確さ | 店の事情を一番よく知っている | 店からの情報提供が前提になる |
| ノウハウ | 自分の手元に残る | 契約が終わると残りにくい |
このように、どちらが良いかは店の状況によって変わります。
店の事情を一番よく知っているのは自分なので、まずは自分で土台を作ってから判断するのがおすすめです。
頼む価値が出る条件
代理店に頼む価値が出やすいのは、下記のような場合です。
- 店舗が複数あり、地域ごとに管理する必要がある
- 競合が多い地域で、自分でできることをやり尽くした
- 口コミの返信や投稿を続ける時間がどうしても取れない
反対に、Googleビジネスプロフィールを埋めていない段階で代理店に頼むのは、もったいないです。
自分でできる部分に費用を払うことになってしまいます。

契約前に確かめたいこと
代理店と契約する前には、提案の中身を確かめておきましょう。
Googleは、検索順位の1位は誰にも保証できないと説明しています。
「必ず1位にします」「口コミを代わりに増やします」といった提案は、ガイドライン違反につながるおそれがあります。
何をするのか、その方法がガイドラインに沿っているのかを、契約前に必ず確かめてください。
業者の見極め方は、MEO対策とはの「業者に頼むべきか」の章も参考にしてください。
大阪のローカルSEOでよくある失敗
最後に、大阪のローカルSEOでよくある失敗をまとめます。
どれも良かれと思ってやってしまいがちなので、今の状態と照らし合わせて確認してみてください。
「大阪」だけを狙っている
「大阪 ◯◯」のような広い地名は、競合が非常に多い言葉です。
いきなり狙っても、上位に出るまでに長い時間がかかります。
まずは最寄り駅やエリア名のような狭い地名から押さえていきましょう。
地名を変えただけのページを量産する
対応エリアごとに、地名だけを入れ替えたページを並べてしまうケースです。
Googleはこうしたページをスパムとして扱っているため、かえって評価を落とすおそれがあります。
エリアごとのページには、その地域ならではの情報を書いてください。
住所の表記が媒体ごとに違う
ホームページでは「1丁目2番3号」、ポータルサイトでは「1-2-3」のように、表記がばらばらになっているケースです。
細かい違いでも、見た人を迷わせる原因になります。
一度すべての媒体を見比べて、表記をそろえておきましょう。
店名に地名やキーワードを足す
Googleビジネスプロフィールの店名に「梅田駅前の人気美容室」のような言葉を足すのは、ガイドライン違反です。
場合によっては、プロフィールが停止されることもあります。
店名は、看板に書いてある名前だけにしておいてください。
口コミを放置している
口コミが届いても返信せず、そのままにしているケースです。
返信がないと、これから来店する人に「対応してくれない店」という印象を与えかねません。
低評価の口コミも含めて、丁寧に返信していきましょう。
よくある質問
ここでは、大阪のローカルSEOについてよくいただく質問にお答えします。
MEOとの違いや、結果が出るまでの期間など、始める前に気になる点をまとめました。
Q. ローカルSEOとMEOは違うものですか。
MEOは、ローカルSEOの一部と考えると分かりやすいです。
MEOはGoogleマップの店舗一覧に出るための取り組みです。
ローカルSEOは、そこに通常の検索結果にホームページを出すことも含めた考え方です。
Q. 大阪市外の店ですが、大阪市内の地名で上位に出せますか。
地図の結果では、難しい場合が多いです。
地図の順位は、検索した人と店の距離の影響を受けるためです。
一方で、通常の検索結果は内容の影響が大きいので、対応している地域の情報を充実させれば表示される可能性はあります。
Q. どのくらいで結果が出ますか。
早くても数か月程度を見ておくのが現実的です。
Googleビジネスプロフィールの情報を整えると、比較的早く変化が出ることもあります。
ただし、ホームページの順位は時間をかけて上がっていくものなので、月ごとの変化で判断しましょう。
Q. 費用はかかりますか。
自分で進めるなら、大きな費用はかかりません。
Googleビジネスプロフィールも、Search Consoleも無料で使えます。
かかるのは主に、情報を整えたり口コミに返信したりする時間です。
Q. 代理店から「必ず上位にできる」と言われました。
その言葉だけで契約するのはやめましょう。
Googleは、検索順位の1位は誰にも保証できないと説明しています。
何をどのように行うのかを具体的に聞き、ガイドラインに沿った方法かを確かめてください。
Q. 大阪に複数の店舗があります。どうすればいいですか。
店舗ごとに、Googleビジネスプロフィールとホームページのページを用意しましょう。
それぞれの店舗の住所や最寄り駅、道順を書き分けておくと、地域ごとに探す人に届きやすくなります。
店舗が多く管理が難しい場合は、代理店に頼む価値が出てきます。
まとめ
最後に、この記事の要点を整理します。
大阪のローカルSEOは、代理店に頼む前に自分で進められることがほとんどです。
大阪では市の名前より駅やエリアの名前で探されるため、まずは狭い地名から押さえていきましょう。
自分で進める手順は、下記の5つです。
- 狙う地名とキーワードを決める
- Googleビジネスプロフィールを整える
- ホームページに地域の情報を書く
- 店名・住所・電話番号を媒体でそろえる
- 口コミを集めて返信する
効果は、Search ConsoleとGoogleビジネスプロフィールで、数か月単位で確かめます。
そのうえで、複数の店舗を管理したい場合や、手が回らない場合に、代理店に頼むことを考えましょう。
最後にひとつだけ。
「必ず1位にします」という提案には注意してください。
検索順位の1位は、誰にも保証できないものです。
大阪でのSEO全体の考え方は大阪のSEO対策完全ガイドに、地図の設定はMEO対策とはにまとめています。
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